終活の資格

終活の資格を徹底比較~終活ライフケアプランナー・カウンセラー・アドバイザーの収入や資格の活かし方

終活がブームになっていることもあり、さまざまな団体が終活関連の資格を発行しています。

終活に興味があって、これから終活の資格を取得しようと思っている人にとって、どの団体が発行している資格が自分に向いているのかを判断するのは、なかなか困難なことだと思います。

ここでは、代表的な終活の資格をいくつか取り上げて、取得方法や取得費用、収入につながるのかどうかなどについて、詳しく解説してみたいと思います。

また、これらの終活の資格を取得したあとに、実際その資格をどのように生かしていけばいいのかについても、合わせて解説をしていきます。

終活ガイド上級~収入につなげることのできる唯一の終活資格

終活の資格といっても、発行の目的はそれぞれ異なります。

多くの場合、終活に関する深い知識を証明することを目的としたり、エンディングノートの書き方を人に教えてあげたりすることを目的としています。

そんな中、業界で唯一の実用的な終活資格といえるのが、一般社団法人終活協議会が発行する「終活ガイド上級」です。

終活ガイド上級の資格取得者は、「心託コンシェルジュ」を名乗ることができ、社団法人終活協議会のバックアップのもとに、終活に関するさまざまな悩みごとに対応できるようになっています。

クライアントから持ち掛けられる相談ごとを、終活協議会本部に取次ぎをすることによって、報酬を得ることができる仕組みになっています。

自分自身がなにか実務的なことをするわけではなく、実際の業務は終活協議会本部の方で対応してくれるので、収入を得るためのハードルはかなり低いといえます。

副業であっても、20万円程度の収入は得ることは難しくないでしょう。

また、ある条件を満たすことで、セミナー講師としてデビューすることも可能で、終活協議会主催のセミナー講師として半日程度の仕事をすることで、1回あたり3万円の報酬が得られます。

終活ガイド上級資格を取得するためには、通信講座によって2週間程度の自宅学習をする必要があります。

ひと通りの学習を終えたあとに課題を提出して、一定の基準を満たせば合格となります。

しっかりとカリキュラムに沿って勉強すれば、よほどのことがない限りは不合格になることはありません。

通信講座を受講するための費用として5万円(税込み)かかりますが、受験料などが別途必要になるということはありません。

取得をしたあとに収入を得ることが可能である点を考えれば、資格取得のための5万円は決して割高とはいえないでしょう。

終活ガイド上級の詳細はこちら
      

終活アドバイザー~通信教育で有名なユーキャンの終活資格

終活アドバイザーは、通信教育大手のユーキャンが提供する講座を修了したあとに、試験に合格することで資格を得ることができます。

資格を発行しているのはユーキャンではなく、終活アドバイザー協会という団体になります。

「終活アドバイザー」は、文字通り終活のアドバイスをすることができる資格ということになりますが、この資格によって協会からバックアップを受けて収入を得るということはできません。

日頃から高齢者の方と接することの多い職業の方が、自分自身のスキルアップのために取得する資格が、「終活アドバイザー」ということになります。

終活アドバイザーの資格を得るためには、ユーキャンの通信講座によって3ヵ月間の自宅学習をしたあとに、在宅の試験に合格する必要があります。

マークシート方式の試験で、60点以上の得点を得ることができれば、合格となります。

試験の難易度そのものは高くはありませんが、万が一合格点に達しなかった場合でも、講座の受講期間中はいつでも挑戦できることになっていますので、やるきさえあればほぼ合格できるでしょう。

ただし、通信講座の受講期間が3ヵ月間のため、最後まで勉強を続けるためのモチベーション維持がより大切といえそうです。

ユーキャンの終活アドバイザー講座を受講するための費用は、35,000円(税込み)となっています。

12回の分割払いにも対応しており、その場合の月々の負担はわずか2,980円(税込み)です。

終活アドバイザー講座の詳細はこちら
       

終活カウンセラー~セミナー参加で取得できる終活関連資格

これまで紹介した2つの終活資格は、通信講座によって自宅学習をすることで取得が可能でしたが、「終活カウンセラー」はセミナーに参加することで取得できます。

資格の発行団体は一般社団法人終活カウンセラー協会です。

終活カウンセラーは、「初級」「上級」「上級インストラクター」に分かれており、最初に取得することができるのは初級のみです。

上級や上級インストラクターになるためには、事前に下位の資格を取得しておく必要があります。

誰もが受験することのできる「終活カウンセラー初級」ですが、セミナーによる約6時間の講習を受けたあと、筆記試験に合格することで取得できます。

セミナーの受講料は、試験代込みで9,970円(税込み)となっています。

通信講座と違って、たった1日のセミナーを受講しただけで終活の資格が取得できますので、少しでも早く資格が欲しい人にとってはメリットが大きいでしょう。

また、通信教育のようにモチベーションが続かないということもありません。

ただし、終活カウンセラー初級の場合、目標としているのは「自分のエンディングノートが書けるようになる」というレベルなので、資格取得が即仕事に結びつくわけではありません。

終活カウンセラー上級になりますと、終活に関するアドバイスやエンディングノート作成のアドバイスをすることが可能になります。

また、終活関連の専門家への橋渡しをすることも可能になりますが、協会がバックアップをしてくれるということではなく、専門家の人脈作りは自分自身で行わなければなりません。

終活カウンセラーの詳細はこちら
     

終活ライフケアプランナー~キャリアカレッジの通信講座で資格取得が可能

終活ライフケアプランナーは、キャリアカレッジジャパンの通信講座を受講することで取得することができます。

講座の標準的な学習期間は、ユーキャンと同様に3ヵ月となっています。

試験そのものは、一般財団法人日本能力開発推進協会が実施することになっており、合格基準は70%以上です。

終活ライフケアプランナーの資格を取得することで、終活セミナーや終活相談会、終活体験ツアーなどを企画することができるとされていますが、資格発行団体のバックアップなどはありません。

仕事としてマネタイズ化するためには、自分自身の営業力や企画力、人脈構築力などが必要になりますので、資格を取得したからといって誰もが稼げるようになるわけではありません。

キャリアカレッジの終活ライフケアプランナー養成講座を受講するための費用としては、ネット申し込みの場合で27,000円(税別)となっており、最大24回の分割払い(月々1,410円)も可能となっています。

終活ライフケアプランナー養成講座の詳細はこちら
      

終活ライフコーディネーター~オンラインで学習から資格取得まで可能

終活ライフコーディネーターは、オンライン上で学習と資格取得ができるformie(フォーミー)が発行している終活資格です。

スマホやパソコンがあればどこでも学習ができるために、これまでの通信教育にくらべて気軽に学べるという特徴があります。

標準学習期間は1ヵ月程度と、ユーキャンやキャリアカレッジの3ヵ月にくらべると短期間です。

試験も、オンライン上で受けることができますので、すぐに結果が分かります。

気軽に終活の資格を取得することができる点は大きなメリットですが、終活ライフコーディネーターを取得しても、直接ビジネスに結びつくということはありません。

あくまでも、自分自身が終活に関して深く学んだり、家族や友人などにアドバイスをしてあげたりすることを目的にした資格といえます。

終活ライフコーディネーターを取得するための費用は、検定料・認定料込みで35,000円(税込み)となっています。

月々3,500円の10回払いで申し込みをすることもできるようです。

終活ライフコーディネーターの詳細はこちら

終活の資格でどうやって収入を得るのか?


終活の資格というのは、基本的にすべてが民間資格となります。

国家資格のように、特定の業務を行うための専門家として法的に認められているわけではありません。

そのため、終活の資格で収入を得ようとすれば、専門家とタイアップをすることによる仲介業務がメインになります。

たとえば、相続や遺言などに関する法律相談を持ちかけられても、その相談に対してお金をいただいてアドバイスをするということはできません。

なぜなら、法律に関する有料の相談業務は、弁護士や司法書士などの法律の専門家にしか認められていないからです。

そのため、終活の有資格者が法律に関する相談を受けたときには、無料でアドバイスをするか、法律の専門家に取次ぎをして仲介手数料をいただく形になります。

また、終活の有資格者のもとには、お墓や葬儀などに関する相談も多く寄せられます。

こうしたケースでも、基本的に相談は無料で行って、必要であれば霊園や葬儀会社などを紹介する形になります。

この場合も、霊園や葬儀会社と提携することによって、仲介手数料の形で収入を得ることが可能になります。

この他にも、高齢者施設に関する相談や身元保証人に関する相談、あるいは遺品整理に関する相談など、終活の有資格者のもとにはさまざまな相談が寄せられます。

終活の専門家が扱う業務は非常に多いですので、本格的に取り組めば仲介手数料だけでもそれなりの収入を得ることは十分に可能になります。

関連記事:終活の資格を生かして副業で収入を得ることは可能か?~終活資格で稼ぐ具体的な方法        

他の資格を持っている人が窓口を広げるために活用


終活の資格と、親和性の高い資格はたくさんあります。

たとえば、ケアマネや介護福祉士、あるいは社会福祉士といった福祉関係の資格です。

こういった資格を持っている人の職場というのは、まさに終活の専門家を必要としている職場です。

現在持っている資格と合わせて、終活の資格を取得することでさらに活動の幅が広がりますし、人脈を生かして副業として収入を得ることも可能になります。

また、終活には相続や遺言書といった法律がからむ悩みがつきものです。

税理士や行政書士といった資格を持っている人が、窓口の幅を広げるために終活の資格を取得するというのは有効だと思います。

これからの日本は超少子高齢化社会に向かってどんどん突き進んでいきます。

生涯を独身で過ごす「おひとりさま」や、身内がまったくいない天涯孤独の人がどんどん増えて行くと予想されています。

そのため、これからは終活の専門家に対するニーズがどんどん高まって行くに違いありません。

取得が簡単ないまのうちに、終活の資格を取っておくというのは正解だと思います。